ZUNTATAメンバーズコラム vol.9

2007年から2008年へ向けて - 内田哉(ZUNTATA チーフプロデューサー)

2007年は会社的にもZUNTATA的にも色々な事がありました。

特に、ZUNTATAのロゴ変更から2007年末までは怒濤の如く、新たな試みが数多く立ち上がっています。

(余談ではありますが、ロゴ変更については9月公開の半年位前から、試行錯誤を何度も繰り返してやっと決まったものだったりします)


ZUNTATA2007年の成果

まずは、スーパースィープさんとのコラボレーションCD企画。

ZUNTATAとしては久しぶりの充実新譜 「アルカノイドオーディオプラネット」 を筆頭に、 「ナイトストライカー&サイバリオン パーフェクトBOX」 では、Beep付録のソノシートのマスター音源まで掘り起こして「これでもか!」と言うほどの収録音源トラック数。

そして、特殊周波数基盤の「サイバリオン」まさかの新規攻略映像収録。

更に、フルカラー80ページ近くにも及ぶ設定開発資料集のあまりにも膨大な情報量に圧倒されながら、体力の続く限りひたすら頑張って制作にあたりました。

あと、スーパースィープさんベイシスケイプさんという豪華コラボレーションで制作された 「ダライアスリミックス」 も非常に完成度が高く、最後のトラックまで聴いたら、あの日あの時のボス戦を思い出して打ち震える事間違いなしです!


また、これらのCDだけではなく、iTunes Storeでは既存CD音源の配信に加えて、未CD化音源 ライブ音源 の配信も開始しました。(今聴くと懐かしすぎて色々な意味で涙が出ます)


そして新サウンドエンタメコンテンツの「オトdePON」 の制作。既に100個を越える「オトdePON」をZUNTATAで制作してます。

レトロゲーマーさん感涙のゲーム効果音編 もあるので、是非ダウンロードして使ってみてください!


OP-097 「サイバリオン」

2007年12月は期待の直感アプリ「直感バンド」 の配信も開始しました。

このアプリのプログラミングもZUNTATAが担当しています。

こんな風にZUNTATAは、サウンド制作だけではなく音に関する事ならプログラミングだってグラフィックだって何だってやります!

因みにこの「直感バンド」は、DocomoのFOMA 904iシリーズに加えて905iシリーズに順次対応していきますし、曲数も増やして行きますのでこれも是非ダウンロードして実際に体験してみてください!(無料で遊べる曲が数曲入ってます)


そして、2007年も終わり2008年を迎えて、久しぶりにZUNTATA RECORDSから新作ゲームサントラの新譜を発売します!

まだ正式には詳しく告知出来ないのですが、このタイトルもアルカノイドDSと同様にかなりサウンド面に力を注いで作ったので、是非聴いてみて欲しいと思っています。


他にも新企画CDやイベントや音系ゲームアプリ等々、2008年もZUNTATAは強力にサウンドエンターテインメントを開拓していきます!

Profile

内田哉 (Hajime Uchida)

著者近影

タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」の責任者を務める。

各種サウンド制作はもちろん、ハードウェアの性能を極限まで引き出すサウンドドライバの開発や、様々なサウンドエンタメコンテンツの企画設計など、ゲームを含め様々なコンテンツに欠かせないサウンド要素をいかにして楽しく効果的に組み込むかという事について日々研究を行っている。