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スペースインベーダーインフィニティジーンのサウンド

スペースインベーダー インフィニティジーンとは

紹介GIF

スペースインベーダー30周年記念アプリ

「進化するスペースインベーダー」

スタート直後は昔ながらのスペースインベーダー。しかし、ゲームを進めるにつれて自機が、ステージが、ゲームシステム自体が「進化」して、まったく違うゲームになっていく。

そして進化の行き着く先は・・・!?

ビジュアル、サウンドともにテクノを取り入れたクールでスタイリッシュな本作は2008年12月17日、タイトーの携帯ゲームサイト「インベーダーでGO!」(iモード/Yahoo!ケータイ)において配信開始!!

(EZwebは2009年春リリース予定)


ミュージックコンポーザー 小塩広和氏インタビュー

今回のサウンドはどのような経緯で作られたのでしょうか? サウンドコンセプトなども合わせて聞かせてください

今回のインフィニティジーンでは企画の段階でディレクターが、スペースインベーダーをベースにソリッドなシューティングを作りたいという強いコンセプトを持っていました。

しかもディレクターは音楽にも詳しい方で、当初より“骨太なテクノ”でという注文がありました。

普通、ゲームのBGM、特にシューティングというとBGMに起伏をつけることが多いのですが、今回はそのような曲は全部NGを出されてしまって・・・。

かといって変化のないBGMはそれはそれでつまらないと。その二重の注文にずいぶん悩みました。

何回か議論を重ねた結果、最終的には良い落としどころに落ち着いたと思います。 ディレクターからOKを貰ったときはとても嬉しかったですね。

今回のサウンドシステムはどのように感じになってますか?

インフィニティジーンは6つのステージがあるのですがそれをクリアするとステージ自体が進化するシステムになっています。

これに合わせてステージのBGMも進化するようなサウンドシステムを組みました。

具体的に言うと最初のプレイではほとんどリズムぐらいしか演奏されないのですが、ステージが進化するとBGMも“進化”し様々な音が追加されていきます。

なので、最初にプレイするとこのシンプルすぎるBGMは何だ!?と思われるかもしれませんが、そのままじっくりとプレイしていくとだんだんBGMもゴージャスに進化していくのを感じていただけると思います。

今回はFM音源のソリッドなサウンドが聞き所のひとつという気がするのですが、FM音源っていかがですか?

FM音源自体は私がまだ学生の頃、パソコンのサウンドボードで初めて触ったのですが、当時はなんて不自由な音源なのかと思いました。ピアノは全然ピアノっぽくないし(笑)、音色のパラメータも最初はちんぷんかんぷんでした。

その後FM音源に触れる機会が多くなり、段々とFM音源を使いこなせるようになってきましたが、特に音色のパラメータと音の関係がわかるようになってくると割といろいろなことが出来るんですね。

それこそアナログシンセサイザーのようなフィルターによる音色の変化もFM音源で頑張れば出来るんですよ。

インフィニティジーンではそのノウハウを随所に生かしたつもりです。

FM音源の持つ魅力ってなんだと思いますか?

FM音源の特徴は倍音が豊富なサウンドを作れることです。

いわゆるPCM音源だとどうしても音源のメモリの制約を受けてしまい、こもってしまう音になることが多いのですが、FM音源は倍音が良く出るために通りの良い音を作りやすいですね。
携帯電話のスピーカーのような再生環境でもとても通りの良い音が作れるので、携帯電話の音源としてとてもマッチしていると思います。

また、激しい・攻撃的なサウンドを作りやすいのもFM音源の魅力の一つですね。

反面リアルな音の再現は苦手なので、何かの楽器の代用としてFM音源を考えるのではなくFM音源の音を曲にどう使おうかと考える方がFM音源の魅力を引き出しやすいのではと思います。

Docomoの一部機種はFMではなくPCM音源ですが?

先ほどの答えと被りますが、特に携帯電話に搭載されているPCM音源はメモリが非常に限られているためどうしても丸めの音が多いですね。

インフィニティジーンではFM音源の割と攻撃的な通りがよい音を多く使っているのでPCM音源での再現には苦労しましたが、PCM音源でも割と攻撃的な音色を使ったり、あるいはFM音源にはないPCM音源に特徴的な音を使ったりしてBGMのソリッドさをなるべく損なわないようにしたつもりです。

効果音もレトロというか、昔のシューティングゲームのように非常にわかりやすいサウンドですね?

効果音に関しては特に爆発音が多かったため当初はPCMを検討していましたが、それだとそれっぽい音にはなるものの、BGMの攻撃的な音と比べるとどうしても負けてしまうんですね。

なので発想を変えて、FM音源をベースに効果音を作ることにしました。

確かに元々考えた効果音とは異なるものにはなりましたが、結果的にFM音源の特徴が前面に出たサウンドになったと思います。

今思うと昔のシューティングの効果音の作り方に立ち返ったという感じですね。

今回の中で一番のオススメ曲ってどれですか?

いろいろあってどれもおすすめなのですが、一つあげるとすればエンディングの曲を押したいですね。

もちろん初めから聞ける曲ではないのですが、エンディングの演出と相まってかなり泣けますよ!



(c)TAITO CORP.1978,2008
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