ワンダーワールド 制作メモ

1.

リミックスアルバムの企画が盛り上がったときに、どうせなら豪華なアルバムにしようということになり、 できるだけ多くの方に参加していただこうという流れになりました。

全部で16~20曲位になるかなと全体ボリュームが決まってきたときに、ここまできたら2枚組にしようということになりました。


2.

せっかく2枚組となるならば、さらにアルバムとして面白いモノにしようと欲が出てきまして、 ダライアスバーストの主人公である、リーガ・プラティカ(人間)とTi2(アンドロイド)に焦点を当てたアルバムにしようと考えました。

そのような感じで、人間とアンドロイド、各視点で戦いを振り返り、再構築するコンセプトが決定いたしました。


3.

このアルバムは2枚ともほぼ同じ時間軸で進行しています。

出発から最後の敵を倒し安定した状態が訪れるまで、人間とアンドロイドは共に闘っていたので、同じ時間軸です。

なので、リミックスしていただく曲も、1枚目2枚目共に、同じ曲としました。


4.

最初に題名を決めました。今回のアルバムの肝は、自由と不自由をどこに設定するかだと考えました。

自由に制作して欲しいけれども、一本道の通ったアルバムにしたいと考えました。

作家様には、どのような曲に仕上げて欲しいかは、何も伝えないことにしました。

ただ、リミックス後の題名と各アルバムタイトル(機械の息吹、人の息吹)が既に決まっていることをお伝えしました。


5.

各アルバムタイトルと、曲名の流れを見ると、おおよそのストーリーが浮かんでくるかと思いますが、 そのストーリーはご自由に想像下さいと作家様に伝えました。

その上で、その一部を担って下さいという形です。


6.

元の曲と、題名は何ら関係ありません。むしろ真反対な曲をセレクトしようと思いました。

新たな息吹を吹き込んでいただきたかったという事です。

ただ、最初と最後だけは、Good-bye my earth と The world of spiritだろうと思っておりました。


7.

作家様の選定は、アルバムのタイトル、各曲名が決まった後でした。

人の息吹と機械の息吹という部分は意識をして、選定をさせていただきました。


大まかに、以上のようなことを考えながら制作しておりました。

ダライアスバースト リミックス ワンダーワールド
アルバムディレクター 土屋昇平(ZUNTATA)