ZUNTATA25周年記念プロジェクト、始動。



ZUNTATA 25th Anniversary Project COZMO

1987年6月25日。ひとつのアルバムがリリースされました。

「TAITO GAME MUSIC VOL.2 ダライアス」(アルファレコード G.M.O.レーベル)

ゲームミュージックブーム黎明期に発表されたこのアルバムは、当時主流だった複数のゲームタイトルの音楽を収録するスタイルに反して、「ダライアス」1タイトルでアルバムを構成するという非常に意欲的なものでした。

そして、アルバムタイトルと同じくらいの大きさでレコードジャケットの帯に記された「ズンタタ」という不思議な響きのアーティスト名。

そう、これがタイトーのサウンド開発チームが"ZUNTATA"として歩みだした最初の瞬間だったのです。

それ以来、ZUNTATAはゲームサウンド制作を中心として、アルバム制作、ライブ活動、通信カラオケを始めとする新規サウンド事業の立ち上げなど、様々な事に取り組んできました。

設立から25年。その間に環境やメンバーも大きく変わっていきましたが、音に対する想い、そしてこだわりは今も連綿と受け継がれています。

今回のプロジェクト名である「COZMO(コズモ)」は、そんな過去から現在そして未来へ連綿と繋がり、拡大していく様を宇宙(=COSMO)になぞらえて付けられた造語で、このネーミングのアイディアは、ZUNTATAを代表するコンポーザー、OGRこと小倉久佳氏(現:小倉久佳音画制作所)によるものです。

初代ダライアスというビッグバンから始まったZUNTATAの宇宙は、今も際限なく広がり続けています。そして、ZUNTATAを応援してくださっている皆様ひとりひとりがこの宇宙を照らす恒星なのです。

そんな、ZUNTATAを照らしてくれた皆様への感謝の気持ちを込めて、私はこのプロジェクトを立ち上げました。


そして2012年10月31日。このプロジェクトの核となるアルバム「COZMO ~ZUNTATA 25th Anniversary~」がリリースされました。

「過去を振り返らないアニバーサリーアルバム」をコンセプトに作られたこのアルバムは、一般的に人気のある楽曲はあえて収録せず、今一番聞いて欲しいZUNTATA新旧メンバーの姿を形にしたものです。

このアルバムによってZUNTATAはまた新たなビッグバンを起こし、さらに未来に向かって膨張していくでしょう。

これからも皆さんと共にこの宇宙を旅していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!

2012年6月25日(追記:10月31日)
「ZUNTATA 25th Anniversary Project "COZMO"」ディレクター
石川勝久(ZUNTATA)



 ZUNTATA 25周年記念アルバム発売中!



ZUNTATA25周年記念メッセージ

ZUNTATAが25周年を迎えるにあたり、これまで様々な面からZUNTATAを形作り、そして支えていただいた方々からお祝いのメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。(敬称略)

この他にもたくさんのメッセージをいただいております。順次更新していきますので、お楽しみに。


小倉久佳音画制作所 (元ZUNTATAメインコンポーザー)

- きみたちへの手紙 -


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■小倉久佳音画制作所 Profile
「ZUNTATA」ブランド提唱者、そしてメインコンポーザー"OGR"として数々の名作タイトルのサウンドを制作。
コンセプチュアルで世界観ある楽曲の制作を主としており、現在は小倉久佳音画制作所として作曲活動を行っている。
代表曲:Hello 31337, Daddy Mulk, KIMERA II, VISIONNERZ, FAKE, Prot Mind, 電脳皇帝, sayPaPa,
Captain Neo,CHAOS, BOSS 7 etc…。2012「Silent ErRors」リリース予定。



今村善雄 (タイトーサウンド開発部門設立者)

私とズンタタ


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■今村善雄氏 Profile
タイトーにサウンド開発部門を創設し、自らもコンポーザーとして活躍。
その後のZUNTATAサウンドの礎を作った。
代表作:エレベーターアクション、ちゃっくんぽっぷ、ワイルドウェスタン、ジャングルキング、他
現:ジョイテック株式会社 取締役


大野善寛 (元GMO&サイトロンレーベル担当者)

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■大野善寛氏 Profile
ゲームミュージックレーベル「G.M.O.レコード」(アルファレコード)、そして「サイトロン・レーベル」(ポニーキャニオン)を推進しゲームミュージックの音楽的地位を高めるのに尽力。
現:株式会社テイツー EC運営部


山本悠作 (ゲームサイド編集長)

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■山本悠作氏 Profile
日本初のシューティングゲーム専門誌「シューティングゲームサイド」(マイクロマガジン社刊)編集長。 アクションゲーム専門誌「アクションゲームサイド」(今夏刊行予定)も手がける。


細江慎治 (株式会社スーパースィープ 代表取締役)

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■細江慎治氏 Profile
1980年代後半から90年代まで「株式会社ナムコ(現・株式会社バンダイナムコスタジオ)」で「ドラゴンスピリット」を初めとする数々の名作ゲームサウンドを手がけ、退社後、「株式会社アリカ」を経て「株式会社スーパースィープ」を設立。コンポーザーとして第一線で活躍する傍ら、"sampling masters MEGA"の名義でDJとしても活躍中。


松前公高 (コンポーザー/アレンジャー)

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■松前公高氏 Profile
ゲームミュージックレーベル「G.M.O.レコード」(アルファレコード)からメーカーに属さないゲームミュージック風バンド「エキスポ」で87年デビュー。「サイトロンレーベル」(ポニーキャニオン)でも多くのゲームミュージックのアレンジバージョンにアレンジャー、マニピュレーターとして参加。S.S.T.BANDのメンバーとしても活動。

井元啓富 (imoimoX 元SNK新世界楽曲雑技団)

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■井元啓富氏 Profile
元SNK新世界楽曲雑技団のメンバー。
代表作:(SNK時代)リアルバウト餓狼伝説スペシャル、(ノーチラス時代)シャドウハーツシリーズ(サウンドディレクター)、(FEELPLUS以降)ロストオデッセイ/ラストストーリー(どちらもサウンドディレクター)
現:株式会社マーベラスAQL

岩垂徳行 (作曲・編曲家)

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■岩垂徳行氏 Profile
作曲・編曲家
WebSite : http://www5a.biglobe.ne.jp/~iwadare/
facebook : http://www.facebook.com/iwadare/

鈴木光人 (株式会社スクウェア・エニックス コンポーザー)

TAITO、そしてZUNTATAとの出会い


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■鈴木光人氏 Profile
株式会社スクウェア・エニックス 開発部 サウンドグループ コンポーザー
田中フミヤ主催のTOREMAや細野晴臣主催のDaisy worldよりキャリアをスタート。
1997年、OVERROCKETを結成し活動を始める。
その一方、1998年にはエレクトリック・サティの名で『gymnopedi e ’99』をリリース。
スクウェア・エニックス入社後は、ソロ作品『IN MY OWN BACKYARD』(2007)、『NEUROVISION』(2009) をiTunesより発表。
2009年、日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス CEDEC登壇、
2011年3月、サンフランシスコで行われた世界最大のゲーム開発者向けカンファレンスGDCに登壇し即興ライブを披露した。
座右の銘は「思い立ったら即行動」

海野和子(karu.) (元ZUNTATAコンポーザー)

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■海野和子(karu.)氏 Profile
ZUNTATAのコンポーザーとして数々のゲームに携わる。
代表作:「ミズバク大冒険」「Pu・Li・Ru・La」「サンダーフォックス」「パズルボブル」「逆鱗弾」他多数。
現在はピアノ・リトミック講師として活躍中。

曽我部修司 (漫画家、キャラクターデザイナー)

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■曽我部修司氏 Profile
漫画家、キャラクターデザイナー
FiFSとしてユニット活動中。
『ペルソナ3』『ペルソナ4』コミカライズ
『ソールトリガー』『GOD EATER』『ピリオドゼロ』『旋光の輪舞』キャラクターデザイン

古川もとあき (コンポーザー/アレンジャー/ギタリスト)

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■古川もとあき氏 Profile
コンポーザー/アレンジャー/ギタリスト
コナミ株式会社で「A-JAX」「グラディウスII」など数々の名作ゲームのサウンドを手がける。
その後、フリーのコンポーザー/アレンジャーとして活動を開始。数々のアルバムに参加する傍ら、自らのオリジナルアルバムも数多く制作している。

桜井 政博 (ゲームデザイナー)

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■桜井 政博氏 Profile
フリーのゲームデザイナー
『星のカービィ』シリーズ、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなど。
最新作はニンテンドー3DS『新・光神話パルテナの鏡』。
『スマブラX』で40人規模のゲーム音楽家を起用、ゲーム音楽コンサート”PRESS START”を毎年開催するなど、ゲーム音楽に対する活動も広い。

古代 祐三 (株式会社エインシャント 代表)

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■古代 祐三氏 Profile
株式会社エインシャント 代表
パソコンゲーム黎明期より作曲を始め、現在まで様々なタイトルを手がける。
代表作 世界樹の迷宮、セブンスドラゴン、湾岸ミッドナイト など

髙木 正彦(Mar.) (元ZUNTATAコンポーザー)

※Mの文集「プロローグ」


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■髙木 正彦氏 Profile
ZUNTATAのコンポーザーとして数々のゲームに携わる。ZUNTATAライブではギタリストとして活躍。
代表作:「フルスロットル」「ラスタンサーガ」「ナイトストライカー」「ウォーリアーブレード」他多数。

高梨康治(Produce/作曲/Keyboard)

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■高梨康治氏 Profile
ハードロックとオーケストラの融合による重厚かつ華麗なを得意とする。和ハードロックバンド、『六三四(musashi)』に参加する一方、映画、アニメーション、テレビドラマ、ゲームサウンドトラック、アーティストへの楽曲提供等、多方面で精力的な活動を続けている。 ロックミュージシャンでありながら、フルオーケストラアレンジを手掛けることができ、和楽器独特の世界との融和も織り成せる、数少ない音楽家である。

代表作は「格闘技PRIDEのテーマ」「NARUTO-ナルト-疾風伝」「フレッシュプリキュア!からのプリキュアシリーズ(2009-2012)」「地獄少女シリーズ(2005-2008)」「地球へ・・・」など。 現在は、TVアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」「スマイルプリキュア!」「FAIRY TAIL」「織田信奈の野望」、OVA「一騎当千 集鍔闘士血風録」「カーニバルファンタズム」、ブラウザゲーム「鬼武者Soul」等の音楽を担当している。

上倉紀行(コンポーザー/アレンジャー、Falcom jdk BANDメンバー)

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ZUNTATA25周年、おめでとうございます!

昔から大のゲーム好き&ゲーム音楽ファンでして、
ZUNTATAのお名前も結成当時から存じ上げておりました。
ゲームも古くはエレベーターアクションから始まり、
ダライアス、サイキックフォース、レイストームなどなど…本当に様々なタイトルをプレイしていました。

特にレイストームは当時かなりやり込んでいて、
ゲーム内容の素晴らしさは勿論の事、音楽や効果音など「音」が強烈に耳に残っています。
今でも1面ステージのBGMは大好きで、聴きながら目を瞑ると、
迫り来る敵キャラや自機のレーザーロックオンなど、ゲーム画面が鮮明に甦ってきます。


現在、2008年に新たに発足したFalcom jdk BANDのキーボード奏者として活動させて頂いております。
ZUNTATAと同じように、こちらも自身が子供時代から存在している長い歴史のあるゲーム音楽バンド。
そのバンドに自分が加入する事になるとは本当に思いも寄りませんでしたが、
関らせて頂けている事を大変誇りに思うと共に、
自分の様な「幼少時に黎明期のゲーム音楽を聴いて育ってきた世代」が
「今度は届ける立場になる」という時の流れも実感し、何だか非常に不思議な感覚を持ちつつも、
今このように幸運にもゲーム音楽のお仕事をさせて頂けている事に感謝しております。

ZUNTATAメンバーの一員となられている土屋昇平さん、小塩広和さんも
25周年という節目に在籍されている&自身と同世代という事もあり
「非常に近い境遇で、自分と同じ事を絶対思っているに違いない!」と
勝手に思い込んで、一方的に仲間意識と親近感を抱いております(笑)

これからも、ワクワクさせて下さる「ゲーム音楽」を期待しております!

■上倉紀行氏 Profile
コンポーザー・アレンジャー、キーボーディスト。
学生時代からキャリアをスタート。卒業後レコード会社を経て音楽制作会社へ。
これまでに数多くのゲームタイトルの楽曲を手がける。
その後フリーとなり、現在はFalcom jdk BANDメンバーとしても活動中。
代表作:朧村正、那由多の軌跡、iM@STUDIOアエイウエオア!、世界樹の迷宮ⅣSAV など。



ZUNTATAのロゴマークといえば皆さんご存知の「弁天様」モチーフのものですが、時代によってその姿を変えてきました。

ここでその変遷をご紹介しましょう。

第1期 (1987~1988)

初代ロゴマークです。

ZUNTATAロゴマークの伝統である「弁天様+ト音記号」のモチーフはこの時生まれました。

デザインは当時のタイトーのゲーム開発スタッフの方で、文字のレイアウトや大きさなどでいくつかバリエーションが存在します。

ここに掲載したのはアルバム「TAITO GAME MUSIC VOL.2 ダライアス」のものです。

第2期 (1989~1995)

ZUNTATAのロゴマークといえばこれ、という方も多いのではないでしょうか

80年代後半から90年代というアーケードゲームとゲームミュージックの一大ムーブメントが起きた時代で、ダライアスII、ナイトストライカー、メタルブラック、レイフォースなどの名作シューティングゲームが誕生。ZUNTATAも1990年のゲームミュージックフェスティバルでライブデビューをして以来、毎年のようにライブイベントに参加していた時期です。

第1期のロゴマークと同様にデザインにはいくつかバリエーションがあります。

第3期 (1996~2007)

足掛け11年も使っていたので、実はこの中で最も長く使われていたロゴマークです。

1996年にタイトーの独自レーベルである「ZUNTATA RECORDS」を設立するにあたって、レーベルのシンボルマークとしても使えるようにデザインされました。

これまでとはガラッと変わった雰囲気で当時は賛否両論ありました。

第4期 (2007~現在)

ZUNTATA設立20周年を記念して作られ、現行のロゴマークとして使っているのがこれです。

イラスト風だった第3期よりも、第1期や2期のようなシンボリックな方向に原点回帰するコンセプトでデザインされました。

伝統のモチーフである「弁天様」を採用しつつも、躍動感のあるデザインで現在のZUNTATAの顔となっています。




25周年記念アルバム

ZUNTATA 25周年記念アルバム

Information

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